内向型HSPが会社員に向いていない5つの特徴

HSP関連

内向型HSPのクロシカです。

働きながら音楽活動を10年間続けながら、派遣社員⇒契約社員⇒正社員となり10年以上サラリーマンとして働いてきましたが、仕事のストレスで円形脱毛症になり、不安症で会社を休職する事になり、自分が内向型HSPと分かり「そもそも会社勤めがむかいないんじゃないか?」
と、思うようになりました。

今回は、HSPが会社組織で働くのが向かいない理由を考察してみました。

HSPが会社に勤めて成功する事は可能である。

おい! 言ってること違うじゃないか! と思われてしまうので、初めに言わせてもらいます。

HSPでも会社員として出世して成功する事は、可能です。

でも、普通の方よりHSPの気質などで、時間がかかってしまう事です。

HSPの気質や特性を基に、会社勤めが向かいない理由を上げていきましょう。

報連相が苦手で遅くなる。

報告・連絡・相談の「ほうれんそう」が大事と言われますが、仕事をする上で当たり前の行為がHSPに気質から見ると難しく感じることがあります。

HSPは思考が深く、行動する前に頭の中で色々なシュミレーションをしてしまい、普通の人と比べて報連相に時間がかかったり、分かっていながら報連相を行わないでいる事もあります。

実際に、どのような思考が働くのか例を挙げてみます。

・上司に相談したいけど忙しそう⇒貴重な時間を奪ってしまう⇒後で報告しよう。
・機械が故障してしまった⇒すぐに修理の連絡をしないと⇒電話が怖いから自分で何とかしよう。
・資料の作り方が分からない所がある⇒忙しそうで声がかけれない
・不良品の連絡を相手先に連絡したいけど内容が理解してもらえるかな?⇒どうしたらわかりやすく
伝えれる

上記の例の背景にあるのは、不安や恐れからくる反応になります。

報告ができないとどうなる?

小さなミスを発見して報告せず放っておいた場合、結果的に大きなミスに繋がってしまう事はないでしょうか?

ミスを発見した時点ですぐ報告すれば大きな問題になっていないかったという事例はおおいです。
報告が遅れ、自分の部署だけでは済まなく他部署との連携も取れず仕事が止まってしまう事があります。

連絡しないとどうなる?

取引先や発注先への問い合わせ(納期遅れ等)、連絡の遅れから社内だけでなく取引先から信頼を失ってしまい最悪の場合、契約解除に繋がってしまう事もあります。

相談しないとどうなる

仕事内容を良く理解しないまま進めて失敗してしまったり、聞きたくても相談する事が怖くて自分で何とか解決しようとして時間だけがムダに過ぎてしまったという経験はないでしょうか?

分からないときなど、事前に「相談」していれば問題も起こらず、スムーズに仕事が進んでいる事が多いと思います。

会社の強みは、周りにすぐに相談できる環境がある点です。

HSPや内向型の人は、相談するにも色々考えてしまって行動が遅くなってしまいますが、
相談できない⇒自己の成長も遅くなるという事に繋がってしまいます。

自己主張が苦手

HSPは一つの事に関しても、色々思考が回るため、考えをまとめて発信する事が苦手です。

会議等で急な意見を求められた場合も、色々考えてしまい直ぐに発言できないまま終わってしまい後からメールを送ったり、資料にまとめたりめて後から考えをまとめて連絡するという人を多く見かけます。

会社での自己主張の必要な場面といえば・・・

・朝礼、夕礼でその日に起きた事の意見を言う
・会議やミーティングでの意見交換
・社内営業等

上記の例で言えば、目上の人や苦手な同僚などに対しての主張が苦手です。

これらの主張が苦手でうまく発言できない場合、上司からは仕事に対して意欲や熱意が伝わらず、積極性のない人間と捉えられる可能性が高いです。

仕事ぶりが、うまく主張できない人(Aさん)と、自分の主張を器用に発言できる人(Bさん)では、成績が自分の方が良いはずなのに、Bさんが上司と普段から上手にコミュニケーションを取り社内営業がBさんの様な同僚が自分より昇格する事は珍しくありません。

周囲の目が気になる

作業中に周りから見られていると感じると、集中できなかったり、思考がそれてしまう事が良くあります。

自分の場合、集中して作業を行っている際にオフィスの目の前にある小窓から人が頻繁に通るたびに、その度に集中力が散漫になってしまったり、覗かれていたら自分が何かしてしまったのか気になり仕事どころでは無くなってしまいます。

背景には、恥ずかしさや何か言われるのではないだろうか?という自意識過剰なところがあり、周囲は自分をどう思っているのかという思考があります。

マルチタスクが苦手

考えるよりもまず行動しろ。
とよく言われますが、これがとても苦手です。

一つの事でも思考があふれてくるHSPはやらなければならない仕事が複数あった場合、動悸がしてきたり、イライラしたり、軽いパニックが起こってしまいます。

様々な仕事のタスクをどのようにこなそうか考える事は出来ても、あのタスクはこうやって解決しよう、こっちのタスクはこうしよう、そこにまた別のタスクが入ってきて、あっちもこっちもやらなきゃ!と考えが飛びやすく、最終的に全然タスクが進んでなかった何て事もあります。

HSPの人はマルチタスクになってしまうと、どうしても作業が遅くなりがちになってしまいます。

たくさんのタスクを抱えている場合は、優先順位をつけて、1個づつ集中して取り組むことでマルチタスクによるパニックの状態から進めて行く事が肝心です。

競う事に向かない

HSPの人は争いごとが好きではなく、他人との競争を好みません。

自分もですが、会社の役職ポジションが空いた時、自ら同僚を出し抜いて偉くなろうという野心が普通の人に比べて少ないと思います。

もし自分が同僚より偉くなり良好な関係が続かなくなるのであれば、自分から同僚に地位を譲ったりするかもしれません。

個人的には、お金はある方が良いとは思うけど昇進に伴う重い責任やプレッシャーなどを考えるとそこまでして出世したいとは思わないです。

成功自体は周囲の環境に左右される

これまで5つの成功できない理由を上げてみましたが、その背景にあるものは「行動する事による反応への不安や恐れ」からくるものだと思います。

HSPの会社での成功は自分が出来る事と職場環境や関わる人間に左右されると言えます。

それでも、自分の意志で仕事や職場を変える事は難しいし、上司や同僚との関係でも変わってくると思います。

どうしても、仕事が合わないと思ったなら配置転換などの相談や転職を考えてみる事も、必要になってくると思います。

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